好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ

 好きな人や物が多過ぎて　見放されてしまいそうだ
虚勢を張る気は無いのだけれど取分け怖いこと等ない

此の河は絶えず流れてゆき
ひとつでも浮かべてはならない花などが在るだろうか
無い筈だ
僕を認めてよ

明日くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
只　伝わるものならば　僕に後悔はない

何時も身体を冷やし続けて無言の季節に立ち竦む
浴びせる罵倒に耳を澄まし　数字ばかりの世に埋まる

上手いこと橋を渡れども
行く先の似た様な途を　未だ走り続けている
其れだけの
僕を許してよ

逢いたい人に逢うこともない
だから手の中の全てを
選べない　日の出よりも先に　僕が空.に投げよう

吐く息が熱くなってゆく

月に負け犬 / 椎名林檎

この歌詞をTumblrでクリップしたら意外と反響が多くて驚いている。

この歌は歌い出しが一番ぐっとくる。わしづかみにされた。

やっぱりみんなそういう実感はあるんだろうか、あれもこれも面白そうで、実際に面白くて、でもまたすぐに新しい面白そうなものを見つけて、突き詰める前に次にうつろいゆく、自分の中にはなにもなくて、費やした時間の割に自分は何者にもなれなくて、誰かに必要とされない。そんな実感。

 僕を認めてよ

甘いけど、そんなことを言いながら生きていくんだろうな